山口方面430&1200MHzロールコールの歩みと

マイクロウェーブへの誘い

JE4EZP   河村次朗

JO4GHW 村田行雄

山口方面430&1200MHzロールコールの歩みとマイクロウェーブへの誘い
ハムの集い当日のスライド資料です
山口RC.pdf
PDFファイル 2.2 MB

以下、Powerpointのスライドをレイアウトし直したものです。

ロールコールとは①

 毎週○曜日△時~などの日時、周波数、キー局を決めて行う

 オンエアミーティングのことです。

ロールコールとは②

 実際の運用方法(430MHz FMの例)

  • 決められた日時にキー局が、決められた周波数で「山口方面430MHzロールコールを開始します。ご入感の方がいらっしゃいましたらチェックインください」のようにアナウンスをします。
  • チェックインする局はその周波数でキー局をコールして、QTH・QRA・信号強度・伝達事項などの連絡交信をします。
  • キー局側ではチェックインした局をログに記録し、チェックイン各局間との交信のお手伝いをする事もあります。
  • 通常の応答方式のほかに、以前にロールコールに参加された局をお呼び出しする事もあります。
  • このようにして次々にチェックインを受け付けます。
  • 一通りチェックインが終わりましたら、キー局や参加局から、伝えたいことや、その他の情報などをアナウンスして、最終的にキー局がロールコールの終わりをアナウンスして終わります。
  • ロールコールが終了しましたら、その周波数や別の周波数で参加局同士のQSOに移ったりすることもあります。

ロールコールとは③

 ロールコールの目的

  •  ロールコールに参加する各局間の交信する機会を少しでも増やすこと。
  • バンドを活性化すること。

山口方面430MHzロールコールの歩み①

 はじまり

  • JA4GCM春日紀勝OMが福岡県在住のころ、九州方面430MHzロールコールを1979年から開始
  • 同OMが宇部市でハムショップを開店。九州でのロールコールを参考に、2012年の終わりのころ山口でも開始しようとの提案
  • 2012年12月11日(火) 21:30~ 433.04MHz FMで、まずは同OMがキー局となって山口方面430MHzロールコール開始

山口方面430MHzロールコールの歩み②

 黎明期

  • 最初は21:30~22:00で始める
  • 初回の参加局は9局
  • 参加局数の増加とともに終了時刻が遅くなり、徐々に開始時刻を早める
  • FMは21:00~22:00の実施で落ち着く
  • ロールコール50回を記念してアイボール会開催2013年12月15日(日) 道の駅きららあじすその後半年ごとに実施(現在は自粛中)
  • 1年目は、のべ792局が参加(1回あたり平均15.2局)

山口方面430MHzロールコールの歩み③

 SSBスケジュールの開始

  • 430MHz FMロールコール開始から1年が経ち、さらなる活性化とDX交信へのチャレンジということで、JA4GCM春日OMから、430MHz SSBスケジュール開始の提案
  • FMロールコールとの違いは、ただチェックインするだけでなく、遠方の局が出てこられたら参加各局からQSOチャレンジをすることを目的の1つとする
  • 2014年1月28日(火) 20:00~
     430.270MHz SSBでプレ運用(参加8局)
  • 2014年2月4日(火) 20:00~
     第1回SSBスケジュール開始、参加10局

山口方面430MHzロールコールの歩み④

 曜日・時間の変更とキー局の交代

  • JA4GCM春日OMの都合もあり、2017年7月からロールコールの曜日と時間を以下のように変更
    430MHz SSBスケジュール 日曜日06:00~07:00
    430MHz FMロールコール 日曜日07:00~08:00
  • この頃からJE4EZP河村がメインのキー局を務めることが多くなった
  • 2017年10月末、JA4GCM春日OMが体調を崩したことから、メインのキー局がJE4EZP河村に交代、山陽小野田市竜王山山頂駐車場を拠点に声を出し、現在に至る

山口方面430MHzロールコールの歩み⑤

 竜王山での運用の様子

山口方面430MHzロールコールの歩み⑥
 竜王山から東方向           西方向

山口方面430MHzロールコールの歩み⑦

 参加局の推移

 FMロールコール

 2012年12月11日~2021年10月31日現在

 のべ 10,966局

   1年目 792局(平均15.2局)

   2年目 877局(平均16.9局)

   3年目 933局(平均17.9局)

   4年目 982局(平均18.9局)

   5年目 780局(平均14.7局)  時間変更

   6年目 813局(平均15.6局)

   7年目 1,276局(平均24.5局)

   8年目 2,071局(平均39.8局)

   9年目 2,442局(平均52.0局)  あと1ヶ月

 SSBスケジュール

 2014年2月4日~2021年10月31日現在

 のべ 8,212局

   1年目 486局(平均  9.2局)

   2年目 637局(平均12.3局)

   3年目 771局(平均14.8局)

   4年目 601局(平均11.6局)  時間変更

   5年目 762局(平均14.4局)

   6年目 1,126局(平均21.7局)

   7年目 1,869局(平均35.9局)

   8年目 1,960局(平均50.3局)  あと3ヶ月 

山口方面430MHzロールコールの歩み⑧

 遠方からの参加

 大阪府 兵庫県 鳥取県 岡山県 香川県

 鹿児島県 宮崎県 長崎県  など

山口方面1200MHzロールコールの歩み①

 はじまり

  • 2015年春、430MHzのロールコールも周知されてきたこともあり、JA4GCM春日OMが今度は1200MHzロールコールを提案
  • 2015年5月17日(日)
     09:00~09:30 1294.270MHz SSB
     09:30~10:00 1295.04MHz FM
    で、JA4TSF鳥居OMとJO4GHW村田がキー局となって山口方面1200MHzロールコール開始

山口方面1200MHzロールコールの歩み②

 状況

  • 最初はSSB 09:00~09:30,FM09:30~10:00で始める
  • 初回の参加局はSSB6局、FM10局
  • 1年目はのべで
    SSB  349局(1回あたり平均6.6局)
       FM  489局 (1回あたり平均9.2局)が参加
  • 参加局数が増加してきたため、2016年7月24日から時間を増やし、SSB 08:00~09:00,FM 09:00~10:00に変更する
  • 最近はSSB・FMともに30局以上が参加、さばききれず実際にはSSB 08:00~09:20,FM 09:20~10:50くらいになってしまい、時間内に終わらせる方法を検討中

山口方面1200MHzロールコールの歩み③

 キー局JO4GHW宇部市の様子

 海抜30m地点 15mタワー

 ・1200MHz用アンテナ

   ナガラ45エレ2列2段 給電点17mH

山口方面1200MHzロールコールの歩み④

 参加局の推移

 SSBロールコール

 2015年5月17日~2021年10月31日現在

 のべ 4,373局

   1年目 349局(平均  6.6局)
   2年目 440局(平均  8.5局) 時間変更
   3年目 418局(平均  8.0局)
   4年目 518局(平均10.0局)
   5年目 745局(平均14.3局)
   6年目 1,154局(平均21.8局)
   7年目 749局(平均31.2局)  あと6ヶ月

 FMロールコール

 2015年5月17日~2021年10月31日現在

 のべ 5,475局

   1年目 489局(平均  9.2局)
   2年目 632局(平均12.2局)  時間変更
   3年目 579局(平均11.1局)
   4年目 667局(平均12.8局)
   5年目 922局(平均17.7局)
   6年目 1,348局(平均25.4局)
   7年目 838局(平均34.9局)  あと6ヶ月

山口方面1200MHzロールコールの歩み⑤

 遠方からの参加

 兵庫県神戸市 鳥取県米子市 香川県坂出市

 香川県丸亀市 大分県豊後大野市 熊本県阿蘇市

 長崎県諫早市 など

山口方面1200MHzロールコールの歩み⑥
 チャットシステム

 ロールコール実施中に参加局同士が情報交換できる

  • 特に1200MHzはキー局のアンテナが向かないと交信ができないことも多い
  • キー局のアンテナ方向をほぼリアルタイムで表示

マイクロウェーブへの誘い①

 マイクロ波とは

  • マイクロ波の定義は複数あるが、UHF帯以上を指すものと、SHF帯以上を指すものが主流
  • アマチュア無線では、UHFのうち1200MHz帯を入門バンドとして、2.4GHz、5.7GHz、10.1GHz…とチャレンジして行くのが一般的
  • 上級者になると47GHz以上に…

マイクロウェーブへの誘い②

 準備

  • 1200MHzのリグは、市販のIC-9700(アイコム)やDJ-G7(アルインコ)などが使用できるし、アンテナも市販品が手に入るので、入門には最適
  • 2.4GHz以上は市販のリグが手に入らず、2m・430・1200をIFとするトランスバーターを用いるのが一般的
  • アンテナも、2.4GHzと5.7GHzは無線LAN用のアンテナが流用できることがあるが、それ以上はホーンアンテナとパラボラの組み合わせを使う

マイクロウェーブへの誘い③

 10.1GHzトランスバーターとパラボラ

  • 右下の黒いケース
    コスモウェーブTRV 1296MHz→10.24GHz
  • 左 40φセンターフィードP 10.1GHzホーンアンテナ

卓上で調整中

マイクロウェーブへの誘い④

 JO4GHW宇部市の様子

 海抜30m地点 15mタワー

  • 2.4GHzマキ電機TRV 60×100グリッドP
  • 5.7GHz コスモウェーブTRV 80φオフセットP
  • 10.1GHz コスモウェーブTRV 40φセンターF P 

マイクロウェーブへの誘い⑤
 壇上のシステム

10GHz移動運用システム

マイクロウェーブへの誘い⑥

 展示ブース(多目的ホール)

 

 JARL登録クラブ「マイクロウェーブ山口」のブースへお立ち寄り下さい

 クラブへの入会も随時受け付けております

 マイクロウェーブ山口のサイトもご覧下さい

  https://www.c-sqr.net/c/microwave_yamaguchi

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